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Channel: サービスロボット - ロボスタ
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【悪循環】ロボットを題材にした衝撃のショートムービー「Vicious Cycle」

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Vicious Cycle

Michael Marczewskiによるロボットショートムービーを紹介します。タイトルは「Vicious Cycle」、日本語で悪循環の意味です。

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Photo: Vimeo / Vicious Cycle

ロボットを使って様々な仕事をさせていきます。


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Photo: Vimeo / Vicious Cycle

危険な場所での仕事。


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Photo: Vimeo / Vicious Cycle

ひたすら繰り返しの単純作業。


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Photo: Vimeo / Vicious Cycle

もちろん重労働もロボットが行います。


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Photo: Vimeo / Vicious Cycle

そして意味が感じられない仕事もロボットにまかせます。


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Photo: Vimeo / Vicious Cycle

しかしひたすら無理をさせていくと・・・


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Photo: Vimeo / Vicious Cycle

ロボットだって・・・耐えられなくなってしまいます。


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Photo: Vimeo / Vicious Cycle

ここからは以下の動画で是非ご覧ください。

予想外のラストが待っています。まさに「Vicious Cycle」。

僕はこう思った:
歯車のメカニズムも注目ですよ。それにしてもいろんなことを考えさせる動画です。

外部リンク
Vimeo / Vicious Cycle

コンテンツ×ロボットの可能性を探る パネルトーク「ロボットはコンテンツで動き出す」レポート

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コンテンツ×ロボットの可能性を探る パネルトーク「ロボットはコンテンツで動き出す」レポート

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東京都産業労働局「インキュベーションHUB推進プロジェクト」 採択事業である「コンテンツ事業創造HUB(http://chub.tokyo)」と起業サポート施設「スタートアップHUB東京(https://startuphub.tokyo)」は、2017年1月14日、東京・丸の内にある「Startup Hub Tokyo」にて、「ロボットはコンテンツで動き出す ロボット×コンテンツで生まれる新しいビジネス」というパネルトークを共同開催した。
パネリストはセガエンタープライゼスのゲーム「シェンムー」でメインプログラマーを務めたことで知られ、現在はネイロ株式会社(http://neilo.co.jp) 代表取締役社長でコンテンツクリエイター兼コンテンツプロデューサーの平井武史氏、東京大学先端研特任研究員で『攻殻機動隊 S.A.C. タチコマ 1/2サイズ・リアライズプロジェクト』で1/2サイズのタチコマを制作しているkarakuri products(http://krkrpro.com)代表でロボティクスエンジニアの松村礼央氏、「ロボット+ファッション」をテーマとした作品で雑誌の表紙やCM出演などで注目を集めるロボティクスファッションクリエイターのきゅんくん(http://kyunkun.com)の3人。
パネルトークは2時間半に及び、サービスロボット事業におけるコンテンツ利用の可能性が議論された。

「コンテンツ事業創造HUB」と「スタートアップHUB東京」とは?

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「スタートアップHUB東京」は1/27日にグランドオープン予定

「コンテンツ事業創造HUB」は、代表事業者のブレイクポイント株式会社(http://www.breakpoint.co.jp)と、連携事業者である株式会社ツクリエ(https://www.tsuqrea.co.jp)の2社体制で運営されている事業で、コンテンツ分野での起業と成長を支援している。起業支援実績を持つインキュベーター連携体がハブとなり、起業者やベンチャー、支援機関などのネットワークを形成して、ノウハウや人材、資金獲得などを支援する。平成27年度に東京都の事業として採択された。
起業を応援するための施設「スタートアップHUB東京」は、東京都が「東京都長期ビジョン」の都市戦略や政策指針の事業の一環としてオープンした施設。利用希望者はメンバー登録が必要だが、興味があれば仮登録して、コワーキングスペースやラウンジなどが利用できる(正式登録は1/26日以降)。コンシュルジュが創業希望者に対応する。現時点はプレオープン段階ながら、ほぼ毎日何らかのイベントを実施しているという。

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登録者は無料で各種サービスが利用できる

コンテンツとロボット、三人のパネラー

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株式会社ツクリエ取締役 今泉裕美子氏

パネルトークでは株式会社ツクリエ取締役の今泉裕美子氏がコーディネーターとなり、まずはじめに「ロボットという名前でイメージしやすいものはアトムやガンダム、ドラえもんではないか。ロボットにはみんな馴染みがある。ロボットとコンテンツには深い関係がある。いっぽう産業として捉えると、ロボットもアニメもいま注目されている成長産業でもある。ということは期待されている二つの成長産業が手を携えるともっとすごいことができるんじゃないか。コラボレーションで何ができるか。どんな可能性があるか議論してみたい」と話を始めた。

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ネイロ株式会社 代表取締役社長 平井武史氏

続けて三人のクリエイターがそれぞれ自己紹介した。まずネイロ株式会社 代表取締役社長の平井武史氏は、PS Vita用コンテンツの『orgarhythm(オルガリズム)』、スマートフォン向け本格派オンラインRPGの「Klee(クレー) 月ノ雫舞う街より」、ゾンビアクション「LEFT4 DEAD」のローカライズ、アーケードゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル 〜after school ACTIVITY〜』開発などの実績を紹介した。

下記の松村礼央氏とは共に、株式会社タスカケル(http://tasukakeru.co.jp)というコンテンツとロボットを組み合わせたサービスを展開する会社の取締役として、議論を週一くらいで行なっているとのことだ。

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karakuri products代表 ロボティクスエンジニア 松村礼央氏

karakuri products代表でロボティクスエンジニアの松村礼央氏は、大阪のロボット企業Vstone社でのインターン(ロボカップヒューマノイドリーグへの挑戦)やATRでの博士号取得を経て、ロボットクリエイターの高橋智隆氏のもとで働き、トヨタと高橋氏のコラボによるロボット「Kirobo」の仕事など諸々を経て、現在は独立して事業を行なっている。これまでずっとロボットがどうやったら社会に入っていけるのかということを考えており、ロボット単独だけではなく、ロボットが動く環境をどう整備していくかということに注目して、特にキャラクターコンテンツに着目して事業を進めているとこれまでの経歴や、現在展開中の1/2タチコマの事業を紹介した。
松村氏の取り組みについては、本誌でのこれまでの記事も合わせてご覧いただきたい。

このほか松村氏は、個人的趣味として、服が意思を持っているという設定の学園バトルアニメ「キルラキル」に登場する片太刀バサミをジュラルミン削り出しで制作していることなども紹介した。一度樹脂で作ったものに満足できず、100万円以上をかけてジュラルミンで作り直し、アルマイト処理をしたという。
I.G制作のアニメ「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」のタチコマのプロジェクトについては、およそ15年前のアニメにもかかわらず、ファンの人たちに喜んでもらっていると述べた。


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ロボティクスファッションクリエイター、メカエンジニアのきゅんくん

1994年生まれで、小学生の頃に高橋智隆氏の「クロイノ」を見たことがロボット開発者という仕事を知ったきっかけだったというロボティクスファッションクリエイターでメカエンジニアのきゅんくんは、機能を持たないロボットを自作し、それを着用するパフォーマンスを行なっている。人間らしさと機械らしさを共にそこなうことなく、片方が片方によせすぎでなく共存させたいと考えているという。
ウェアラブルにして、ロボットと人間がゼロ距離で近づいた際にどんなことが起こるかに興味があると語った。ロボットが興味がない人にウェアラブルロボットを着用してもらうと、サーボモーターの音や振動が気持ちいいとか、ペットを抱っこしているような感覚があるという。
ロボットの機能をまったくの無機能としている理由は、人がもともと役割をもって生まれるのではないように、ロボットも役割を持たないほうが個性が生まれてくるのではないかと考えているからだと述べた。「こういう機能がある」というと、それができないと幻滅してしまう。そこであえて機能がないという提示の仕方をしているという。また、ロボットは喋らないほうが良いと質疑で語った。「しゃべらないこそ想像ができるし、勝手に喋られるよりも想像のほうが語彙が多い。人格も想像で与えられる。なまじ喋ることで幻滅することがある」からだ。
そして制作している「METCALF(メカフ)」と、見た目と実際の重さを1.5kgまで軽量化した「METCALF clione(メカフ・クリオネ)」を紹介した。メカフという名前は「メカ服」から。「METCALF clione」にはアスラテックのV-sido OSを搭載している。

なお「よく身体拡張だと言われるが、そうではなく、ロボットと人間の物理的距離の限界を探るためのデバイス」であるとのこと。ロボットはロボット、人間は人間として、機械らしさと人間らしさの境界を探っているそうだ。
なお、「きゅんくん」はアーティスト名だが、本名の「松永夏紀さん」としては、松村氏のkarakuri productsでアルバイトとして働いている。

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きゅんくん(左)は松村氏(右)のもとでアルバイトもしている

タスク設計なきサービスロボットに未来はない

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ロボスタ制作のロボット業界マップを見ながら議論が行われた

パネルはそれぞの業界の共通点と違いについてのトークから始まった。平井武史氏はロボット業界の市場規模がゲーム市場に比べると小さいことをまず指摘。今後、市場が拡大するとされるサービスロボットについて、ロボスタが作ったロボット業界マップ(http://robotstart.info/2016/10/31/chaosmap-2016q4.html)を見ながら議論が行われた。
まず松村氏はサービスロボット・プラットフォームのタスクが不明瞭であることを指摘。「どういう仕事をさせるのかが決まってないまま、コンテンツ屋に丸投げしているのが真ん中あたり」と、ほとんどのロボットをバッサリ切り捨てた。きゅんくんも「『何でもできますよ』と言われても『何をすればいいの』となってしまう」と同意した。以下、議論はおおむね松村氏が主導するかたちで進んだ。
コミュニケーションロボットの多くは背景にストーリーもなく、セッションする理由が何もないのが問題だという。見込みがあるのはスターウォーズのロボットである「BB-8」と「ロビ」くらいだと松村氏は語った。ロビについてはクリエイターである高橋智隆氏さん自身がコンテンツとなっている。高橋氏もそのことを強く意識してふだんから振舞っているという。

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きゅんくん

コーディネータのツクリエ今泉氏は、コミュニケーションロボットの進化の可能性について問いかけた。きゅんくんは「アクチュエーターがリッチになったからといって、コンテンツが何か変わるわけじゃない」と答えた。松村氏も「バッテリー以外は、ここ10年は大きな変化がない」とロボットの技術的課題が紹介された。ただ、やりたいことはアクチュエーターのパワー以上に、何をさせたのか、何をもってユーザーに消費させるか、「ロボットにやってほしいことをはっきりさせてない」という点にあるという。
平井氏は、ロボット業界を見ていて不思議なところとして、「商品を作る前に顧客満足度を上げるための基本的な努力が行われていない」点を指摘した。顧客のニーズにフォーカスしてないだけでなく、「なぜか課題に真摯に向き合っておらず、BtoCがかなり遠いイメージ」だという。
松村氏は10年前のVstone社での「鉄人28号」のロボットを作って展開したときの話や、ロボカップ・ヒューマノイドリーグに出場して2007アトランタ世界大会で総合優勝を受賞したTeam OSAKAの「VisiON 4G」でのプロジェクトを振り返り、それぞれのロボットを作った背景には確固とした理由があったと語った。
コミュニケーションロボットの「ロボビーmR2」という研究用プラットフォームにしても、中川さんという心理系の研究者の方の研究用としてもともと作られたもので、デザインそのほかにも全て「こうあるべきだ」という理由があり、相手に対してどういう効果を与えるべきかを最初から計算して作るのだと語った。

きゅんくんは、二次元のロボットと実際の3次元のロボットを比較すると、実際のロボットのほうが「かわいいかわいいしている白いやつ」が多いのではないかと指摘した。平井氏は「国プロと受託開発が多いことがフォーカスがボケてしまう理由なのではないか」と推測したが、松村氏は補助金云々よりもとにかく「タスク設計がない」点が課題だと指摘した。

UXを積み重ねることで価値が出るロボットは実現できるか

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ツクリエ今泉裕美子氏とネイロ平井武史氏

コーディネータの今泉氏からも、コンテンツを作って届ける立場からすると「どうやったら感情を動かせるか考えているのかどうか疑問に思う」との意見が示された。
平井氏はゲームにおける作り方を紹介。ユーザーフォーカスとユーザーからのフィードバックを頻繁にすることの重要性、開発期間も多くをそこにかけると語った。残念ながら平井氏の目からすると、現在のロボットは「見た瞬間、興味を持たないものが多い」とのこと。また、ゲームの場合は、ユーザーが体験すればするほど効果が上がり、自分なりにカスタマイズするようにみせるのに対し、現状のサービスロボットのコミュニケーションは一期一会にとどまっているものが多く、没入を継続するものがない。きゅんくんも「エッジがきいたものがない」と同意した。いっぽう、掃除ロボットは明確なタスクを与えられているので、存在価値がある。「たとえ無骨であっても、役割を達していればいい」と松村氏は述べた。
また平井氏からは、いまは想像のちょっと先を超えるものを作るだけでも拒否反応が多く、先に行き過ぎたものが作りにくいという指摘もあった。昔は「チャンレジが先」で良かったのだが、今は「リワードが先」でないといけないのだという。そのようなユーザーの変化に対しては敏感に反応しないといけない。だが、ロボットは一つを作るのも時間がかかるので、敏感に反応するのは難しい。松村氏は、先進国で展開するうちは、リワードを先行で設計するしかないと語った。人の感情を操作していくのが大事だという。きゅんくんは、それを方針として立てるか立てないかが重要だと述べた。

ロボットを社会に入れるために必要なこと

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パネルの様子

松村氏は「家庭のなかでロボットが動けるようにするためにはロボット用の環境を準備しないといけない。ロボットを社会のなかに入れるというのは、いわば我々の社会を工場のようなものに変えること。どこで妥協するか。だから折衷案を考えないといけない」と述べた。インフラやフォーマットが重要だという意味だ。
たとえば車は買えば乗って帰ることができる。そのためには対向車にぶつからないためのレーンをわけた道路や交通規則、運転者の知識、車に対するリテラシーなどが前提とされている。運転者だけではなく、周囲の人たちも車がどういうものかわかってる。子供でおっけも道路に飛び出したら危ないと思っているし、道路とは何かをわかってる。非常に複雑なプロダクトである自動車が比較的安価に流通し機能しているのは、インフラが社会のなかで機能しているからだ。

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ツクリエ 今泉裕美子氏

松村氏の話を受けて、今泉氏は、自分の家を改造しても入れたいロボットが出るまで待たないといけないのか、それとも少しずつニーズを満たしていくことが可能なのかと話題を展開した。たとえば、ロボット掃除機の「ルンバ」は家庭のなかに既に入っており、動かすときには床上のものを片付けたりする。それと同じように「少しずつ家のなかに便利なものが増えていき、気がつけばロボット向けの環境ができる」といったようなことが可能かどうかという問いだ。
だが松村氏はノーと答えた。調理ができるロボットよりも調理したものが出てくるキッチンのほうが正解であり、それは家庭を工場化することに他ならない。また、環境をいじる必要がなく入れるロボットであれば、家庭の環境をロボット向けにすることには貢献しないだろうというのが松村氏の意見だった。
だが、その松村氏は洗濯乾燥機を昨年買って感動したそうだ。きゅんくんは、家庭用のタスクならともかく、コミュニケーションのニーズなどは「屁みたいなもの」だと言い放ち、会場の爆笑を誘った。

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きゅんくん

「好き」の力

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「好き」の力は大きい

だが今泉氏は、「人の好きの力は強い」と応じ、「ある人がすごく好きなキャラクターのロボットを作ったら、すごく売れるということはあるのではないか」と食い下がり、話を松村氏が展開中のタチコマに振って、松村氏はユーザーにとってのリワードがコンテンツ側で用意されていることが重要だと述べて、1/2サイズタチコマを作った経緯について語った。もともと海内工業と松村氏が大きなものを作りたいということで独自に始めていたところに、正式に制作依頼がきたのだという。
なおタチコマの場合は、ユーザーのリワードは接客だ。文脈なしにタチコマのデザインを見れば「可愛い」とは思えない。タチコマを見て「可愛い」と思うユーザーは、すでにコンテンツによってそれが刷り込まれているのであり、それを利用したのが今回のプロジェクトということになる。そして「買い物をする」という体験自体もコンテンツなのだ。集客に関しては上々であるようだ。

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きゅんくんと松村氏

いっぽう、きゅんくんは、自分のなかでストーリーを作れないかなと思っており、自分のなかで基準を作っており、足し算をしていって、閾値を超えるまでは発表しないと決めているという。きゅんくん自身は、自分自身ではなく、ロボットにコンテンツを与えたいと考えている。きゅんくんを見て、「なんだこの子?」と思った人は、その時点できゅんくんのストーリーのなかにいることになる。そこから興味はロボットへと向かう。狙いどおりになっている。
最近はモデルも使っており、そのモデル選びは、ロボットが似合う硬質なイメージで決めているそうだ。

きゅんくん出演のタグチ工業のCM動画。きゅんくんは同社の公式アンバサダーを務めている。

大事なのは驚きと楽しさと感動を提供すること

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ネイロ株式会社 代表取締役社長 平井武史氏

平井氏は主戦場としているゲームコンテンツについて再び語り、大切にしていることは「驚きと楽しさと感動、すべてを提供すること」だと述べた。一つだけでは物足りないし、何より感動がないと人の声は伝わっていかないのだという。もちろん、売るための商品作りもする。「BtoCのCが見えてないと、ものづくりははじめない」という。
ゲームはいわば射幸心をあおることで商売をしている。では客の心は知り尽くしているのかというと、そうではない、とも述べた。客の声にはナーバスだという。「好きの反対は興味がないと言われること。嫌われているのはありがたい。怒ってもらえるくらい興味を持ってもらっているということだから」。興味をいかにもってもらえるかが大事だという。
ゲームが好きな理由として、インタラクティブが素晴らしいなと思っていることと、全世界に容易に届けられる点を挙げた。「かわいい」ものであっても、世界観をしっかり作ることが重要だという。ラブライブについても、目線の整理を全て完璧に行なっており、そのようなこだわりができるのはゲームくらいではないかと述べた。そのような細かいこだわりにユーザーが気づいてくれるのもゲームならではだという。

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自立を支援する未来の杖

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平井氏と松村氏が取締役を務める株式会社タスカケル

今泉氏は、改めてクリエイターが一緒にやったら何が生まれるかと問うた。平井氏と松村氏はタスカケルで週一話をしていて、ロボット側でもコンテンツ側でもない立場から課題解決するためにできるものは何かと考えて、「自立を支援する未来の杖を作ろう」としているという。
平井氏は「ロボットのクリエイターは物理的に支える。コンテンツ側の僕らは心を支える」と思っていると述べ、2年後には発売したいと考えていると語った。「全員が使いたいと思っているものを作っていく」つもりであり、それは「両者が力を合わせることでできるものかなと思う」とのこと。 

ロボット側とコンテンツ側の組み方

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I.G.ストアでのタチコマを使った買い物実証実験

松村氏は、高橋智隆氏から、人から見られる立場なら外見も制御しろと言われていたことを紹介し、「コンテンツのなかでもそれは当然で、考えずにやるのはまずい。自分もロボットだけをやっているつもりはない」と語った。ロボットを施設で動かすのであれば、施設のなかでのルール作りからやるし、ストーリーが必要ならそれをやる。アプリ自体も導入が必要だと思ったので、ストーリーを設定して、自分で書いたという。単純にアクチュエーションを組むのではなくコンテンツが重要だと再度強調した。
ロボット側とコンテンツ側が組むにしても、それぞれにコンテンツやストーリーの重要性が納得されてないと組めないということになる。ここで、きゅんくんから、タチコマや鉄人のようなもともとロボットではないキャラクターとのコラボはどう考えたほうがいいかと問いかけがあった。平井氏はバーチャルアイドルをやっている立場から、リアルでの演出やパフォーマンス技術にロボットを使いたいと思ってやっていることがあると述べた。

成功したら道ができ、人が続く

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土曜日にもかかわらず多くの人が聴講していた

最後に今泉氏は「課題やハードルは多い。ちょっと考えるとだめだけど、考えて努力をすることで(互いの)シャッターが上がっていく」と述べて、それぞれにメッセージを促した。
平井氏は「コンテンツ型意識がある人は少ない。どちらも課題がある。まずは課題解決モデルを提示すべき。成功事例がないと追随する人は少ないので、成功しないといけない」と語った。
きゅんくんは「自分自身も模索中。一緒に模索していって、誰かが成功すればその道に続いていくと思うので道を作りたい」と述べた。
松村氏は「コンテンツやロボットを考える以前に、何を消費して何をリワードにするのか。単純に当たり前のことを考えたほうがいい。ロボット側はコンテンツ側が何を今まで考えてきたのかを参考にしたほうがいいし、コンテンツ側はフィジカルにアウトプットするときにロボット技術は使えるのではないか。よりよい社会に繋がればいい。結果を出していくだけ」と締めくくった。
このあと30分程度、Q&Aが続いたが、それについては割愛する。

「ロボデックス」と「ウェアラブルEXPO」が開幕! 最先端ロボットやウェアラブルデバイスを体験できるぞ

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「ロボデックス&ウェアラブルEXPO」会場の模様を速報中

本日1月18日(水)、東京ビッグサイトにて、ロボットの開発・活用展「ロボデックス」と「第3回ウェアラブルEXPO」が開幕しました。
どちらも注目の展示会ですが、特に「ロボデックス」は今回が初開催となるロボットの展示会ということで個人的にも結構前から注目しておりました。ロボデックスだけで約160社が出展をしています。
「ロボデックス&ウェアラブルEXPO特集」の第一本目となる今回の記事では、展示の一部を簡単にご紹介していきます。

展示ブースの一部をご紹介

ココロ

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ココロのブースでは、同社が開発するアクトロイドの展示があります。サンリオの子会社であるため、エンタメ系のロボットに強みを持っている同社。機能以上にユーザー体験を考えて、ロボットの開発を行っています。

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展示されていたのは新型のアクトロイド「SUR-KY-01」。これまでのアクトロイドは、独自技術「エア・サーボ」による制御が行われていましたが、このアクトロイドは「電動サーボ」で制御されています。博物館などとは違い展示環境が整っていない商業施設でも、通常の電源コードによる稼働が行えるというメリットがあります。
また、可動部をコミュニケーションができる必要最低限のものに減らすことで、導入がしやすい価格帯での販売を行っています。
今回の展示では受付システムとの連携を行なっていましたが、今後外部のアプリケーションと連携していくことで、機能を持たせていきたいとのことです。

スマートロボティクス

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スマートロボティクスの展示ブースでは、たくさんのNaoがお出迎え。

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NaoがかっこよくPPAPを踊っています。本家よりだいぶかっこいい…。

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スマートロボティクスが開発したロボットのプロトタイプの展示もありました。このロボット自体を販売していくというよりかは、お客の要望に合わせてデザインしたロボットを作っていくこともできるということで、OEMのような展開を想定しているようです。

ライフロボティクス

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ライフロボティクスのブースでは綺麗なお姉さんたちがデモを行っています。

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関節がない、ライフロボティクス独自の技術が導入されているロボットアームが、化粧品をピックアップするデモ。静かに滑らかに動いていました。

アドバンスト・メディア

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音声認識技術の開発を行うアドバンスト・メディアでは、同社が展開するAmi voiceに関する展示。

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現在100社以上に導入されているという、独自のバッジ型ウェアラブルマイク端末「Ami Voice Frond WT01」が紹介されていました。
このデバイスを首からぶら下げておくことで、スマートフォン・PC・タブレット・カーナビなど、あらゆるデバイスにBluetoothを経由して音声で指示を与えることができます。
本体価格は33,000円で、工場や物流などを中心に100社以上に導入されているそうです。

生活革命&シャンティ

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コミュニケーションロボットのアプリケーション開発等を行う「生活革命」と「シャンティ」の2社による共同ブースにはたくさんのPepperがいました。

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病院の受付に導入されている問診システムを体験することができたり、

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武蔵野銀行の一部店舗にも導入されている銀行の受付システムを体験することができます。どちらのシステムも、簡易プリンタと連携していて、受付票をその場で発行できるようになっています。

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そして、シャンティさんのブースには、同社がディストリビューターとして販売予定のロボット「Sanbot」がいました。
中国製のロボットで、身長は約90cmで胸にはアンドロイドのタブレットがついています。ROSでの開発ができるようです。

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すでにたくさんのアプリケーションがインストールされていました。
ダンスをしている時には両手が光るなど、動きも見た目も可愛らしかったです。

他にも、まだまだ周りきれていないブースがたくさんありますので、これから回ってきます! どこも混んでいるのですが、特に視力4.0を実現するウェアラブルメガネを展示中のメガネスーパーのブースでは、午前中の時点で体験が90分待ちだそうです。
ロボデックス・ウェアラブルEXPO共に、本日18日から20日までの3日間開催されています。ロボスタでは数回にわたってご紹介していきますので、お楽しみに!

NECネッツエスアイ、ホテルを中心に導入が広がる米サビオ―ク社の自律搬送ロボット「Relay」国内販売契約を締結

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NECネッツエスアイ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役執行役員社長:和田雅夫、以下 NECネッツエスアイ)は、Savioke, Inc.(本社: 米国カリフォルニア州 CEO: Steve Cousins、以下 サビオーク社)と同社の自律搬送ロボット「Relay」に関する日本国内を対象としたVAR(付加価値再販)契約を締結した。
NECネッツエスアイは、「Relay」導入のためのインフラ構築から、運用・メンテナンスまでのワンストップサービスを、2017年度上期中に国内向けに提供開始する予定だ。
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ホテルにおける「Relay」利用イメージ

サビオーク社の主力製品である「Relay」は、生産性や収益性を向上させる、シンプルで洗練された配送ロボット。エレベーターとの連携が可能なため、物流・ホテル・オフィスビル・高層マンションなどの環境で人と一緒に自律的に働くことができる、初めての屋内配達ロボットといえる。
■The Future of Hotel Delivery Service(英語版)

現在、米国のヒルトンやマリオットなどのホテルを中心に、各部屋への軽食や飲み物、アメニティの配送業務に導入が広がっている。
ロボットの導入により、人員を付加価値の高い業務へとシフトし手厚い顧客対応を実現できるほか、最先端のロボットが従業員のようにホテル内を走行する様子は利用者の関心を集め、集客効果も期待できるという。
また、近年ロボットは急速な技術進化を遂げている。従来から導入が進んでいる製造業だけでなく、労働力の確保が難しいサービス分野を始めとした新たな分野への普及が見込まれており、経済産業省「ロボット産業市場動向調査結果」では、国内のロボット市場は2025年に5.3兆円、2035年には9.7兆円にまで市場拡大すると予測されている。
同社は、このような市場環境のもと、ホテルのみならず、オフィスビルやマンション、倉庫や介護施設などへの提案を進め、利用者へのサービス・利便性向上のため、ロボット活用によるトータルサービスの提供を予定とのことだ。
なお、Relayは2月1日(水)にザ・プリンス パークタワー東京(東京都港区)で開催する「NECネッツエスアイ Customer’s Fair 2017」にて展示される。

【速報】ハウステンボスが出資する新ロボット会社「ハピロボ」が始動! 5年から10年で世界有数のロボット企業へ

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1月30日(月)、株式会社hapi-robo st(以下ハピロボ)は、2016年7月1日の準備会社設立を経て、2017年より事業展開を本格化することを発表した。
東京のH.I.S会場と長崎のハウステンボス会場の2会場で同時開催された記者会見では、ハピロボの代表取締役会長の澤田 秀雄氏及び、代表取締役社長である富田 直美氏が登壇した。
今回の記者会見で語られた内容を以下にまとめていく。

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2016年7月に設立されたハピロボのロゴ。ハピロボの筆頭株主は現在はハウステンボスだが、今後H.I.Sの資金も投入されていく予定だという。

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株式会社hapi-robo st 代表取締役会長 澤田 秀雄氏(左)と同社代表取締役社長 富田 直美氏(右)

会見では、富田氏から、同社が目指すロボットビジネスについてまず語られた。
ハピロボが目指すのは、ゼネラル・ロボティクス・プロバイダー(General Robotics Provider:GRP)という立ち位置で、「ロボット事業開発」・「実証実験 / 研究開発」・「市場開拓」を行う。つまり「ロボットに関する全てのこと」を行っていく会社だという。ロボットの開発から実証実験、市場への提供を一手に担おうという考えだ。
ロボットの関連メーカーには、発掘・インキュベーションから、技術提供までを行い、ハウステンボスや変なホテル、H.I.Sの店舗などを活用し、実証実験・活用ノウハウの蓄積を行っていく。
そして、企業・ユーザーに対する導入やサポートまでも行っていきたい考えだ。

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一番大切にしていくことは、社名からもわかるように、ロボットで人がより幸せになるような未来を作るということ。幸せにするということは、「必ずしも最先端の技術を使うことではない」、最先端の技術ではなく、「ロボットをいかにして活用していくか」、「技術をどのように組み合わせていくか」という知恵を絞ることで、より良いサービスを提供していくことができる、と富田社長は語った。
ハウステンボスでは、これまでにも変なホテルや、変なレストランなどで、実証実験を行って来ている。ここで大切なことは、「お金をもらって実証実験をしていることだ」という。だからこそ、文句を言われることもあり、だからこそ改善につながると考えているようだ。実際、「変なホテル」では、当初30名だった従業員が、1年後に12名に、現在は8名にまで人員を減らして接客を行っているという。1年経過時には客室数が倍になったにも関わらず、だ。しかも、宿泊客も多く人気がある。これはお客様に満足して頂いている証だ、と富田社長は語尾を強める。

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会見では、20体のロボホンによる音楽隊や、同社が開発しているオートマタ(からくり人形)が披露された。ロボホンの楽団は、一体一体が別々の動きをしながら、一つの音楽を奏でていくものだ。一体の制御は簡単なものの、これらを同時に狂いなく動かす技術が必要だという。
ロボホン楽団を作ったのは、もともとロボホンを開発していたメンバー。ロボホンの開発者が4名、ハピロボに加わっているという。現在のハピロボのメンバーは14名とまだまだ少ない。しかしこの14名がこれまでに社長を務めた会社数を合計すると48社にものぼるという。それだけ優秀なメンバーが揃っているというわけだ。
一方、長崎会場で行われたオートマタのデモは、最先端な技術ではないものを用いて、最先端の技術以上のアウトプットを生み出した例だという。

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両手に入れたシャフトで、綺麗に逆立ちする長崎会場での様子がモニターに映された

このように、最先端の技術に固執せずに、良いサービスを提供していきたいと語った。
澤田会長は、具体的な数値こそ明かさなかったものの、「5年から10年で世界でも有数のロボット企業にしていきたい」「できる限り早くH.I.Sグループの収益には貢献させていきたいものの、長い目で大きなものを見据えている」と語った。

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ロボットレンタルサービス「RoboRen」のロボットショールーム「Tokyo Robot Lab.」がグランドオープン!

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オリックス・レンテック株式会社は、東京都町田市の東京技術センター内にロボットショールーム「Tokyo Robot Lab.」を開設したことを発表した。複数メーカーの最新型次世代ロボットを常設で展示するショールームは業界初だという。「Tokyo Robot Lab.」開設にあたり、現在「RoboRen」でレンタルサービスを提供するロボットのほか、今後新たにラインアップ予定のロボットを含めて合計11機種を取り揃えている。
国内では少子高齢化による労働力の減少や、技術革新による企業の競争力激化などの流れを受け、製造業をはじめ幅広い産業でロボットの効果的な活用を検討する動きが加速しているが、その一方で、ロボットの導入に当たっては、高額な初期コストや操作方法など専門知識の不足が課題となっている。
こうした状況に対し、オリックス・レンテックでは、ロボットのレンタルだけでなく、同社の専任エンジニアによるティーチングやレンタル期間中の電話サポートによって最新のロボットを導入しやすくするサービスを提供している。さらに今回、「Tokyo Robot Lab.」の開設により、お客がロボットの動作や操作性を実際に確認できると共に、複数の機種を一度に比較検討することが可能な機会を提供する。また、併設したセミナールームでは、エンジニアによる安全講習やセミナーを開催し、お客のロボットに対する知識向上や導入支援に貢献していくという。
展示ロボットは以下の通り。

展示ロボット一覧
ファナック株式会社 CR-7iA/L、CR-35iA
Universal Robots A/S UR3/UR10
ABB YuMi®️
株式会社エーラボ 未来まどか
ソフトバンクロボティクス株式会社 Nao、Pepper
富士ソフト株式会社 PALRO
ライフロボティクス CORO
安川電機株式会社 MOTOMAN-HC10

「Tokyo Robot Lab.」概要

所在地:〒194-8585 東京都町田市金森3-25-3(東京技術センター内)
延べ床面積:203㎡

ソニーが次に開発するロボットとは? AIBO開発者 ソニーCSLの北野宏明氏に聞く(1) 【RoboCup 2017 連動企画】

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今年はロボット競技の世界大会「ロボカップ(RoboCup)」が、7月末に名古屋で開催されます。このロボカップ、第一回大会が名古屋で開催された日本発祥の国際イベントです。
この大会の目標は「西暦2050年までに、FIFA World Cupのチャンピオンチームに自律型ヒューマノイドロボットのチームで勝利する」こと。大きな夢を抱えてスタートしました。
ロボスタでは「ロボカップ2017名古屋世界大会」の事前情報や現地の様子なども報道していきたいと思います。

ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の北野宏明氏は、ロボカップ発起人のひとり。
ロボカップの公式ホームページでは、ロボカップ第一回大会からの飛躍やみどころなどについて北野氏のインタビュー記事が掲載されています(必見!)。
ロボスタ編集部でも北野氏を直撃し、ロボットの現状と未来、デザイン、会話機能、ソニーが取り組むロボットなどの質問をぶつけたいと思います。
今回は最も気になる話題のひとつ「ソニーが次に開発するのはどんなロボット?」。
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ソニーコンピュータサイエンス研究所のロビーにはサイエンティストやエンジニアの方々の写真が並ぶ。手前下段が北野宏明氏。

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北野氏の功績を示す賞状もありました

編集部

ソニーは新たにロボットの開発を進めることを表明しています。
報道によれば「楽しむより役に立つロボットを重視」するということですが、なにか理由があるのでしょうか。

北野氏

「楽しいだけのロボットをソニーはやらない」と言うことではないんです。
ソニーが以前に手がけたロボットと言えば、1999年に発表した「AIBO」を思い出されるかと思います。AIBOを企画検討する際、土井さん(当時の土井利忠常務)に「2年くらいで開発するとなるとどんなロボットができる?」と聞かれ、開発期間が2年しかないなら今の技術では人間の仕事をこなすロボットは難しいと答えました。それならばエンターテインメント性があって楽しい、インタクティブなロボットで何か考えようということになり、AIBOができたのです。
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では今、次にソニーがやるのはどんなロボットかと考えたときに、最近はルンバなど生活に役立つロボットが出てきて、一般にも認知されるようになりました。当時と比較してロボットやAIの技術が格段に進歩したことを考えれば、楽しいロボットもいいけれど、ただ楽しいだけでは受け入れられるものでもない、と考えています。
技術面からみて生活に役立つものが作れる段階になったにも関わらず、役に立つロボットにチャレンジしないという手もないだろうということです。
そもそもこれからは単品のロボット製品を出してもビジネス上の勝者にはなれないと考えています。

編集部

勝者になるには何が必要なのでしょうか?

北野氏

「AI×ロボティクス」の分野では「エコシステム」を構築すること、エコシステムをつくる戦略が大切です。
ソニーはロボットを作るけれど、ビジネス・パートナーもロボットを作って構わないし、一緒に成長していく構造体系やしくみが重要です。その上で、楽しいだけのロボットがあってもいいかもしれないが、楽しいだけでなく役に立つロボットが重要ではないかと思っています。
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編集部

いろいろなロボットを開発していくと意味も含まれていますか?

北野氏

楽しいものから役に立つものまで「面」で製品戦略を考えていきます。デザインもいろいろなデザインが考えられます。家の中だけでなく外にいるロボットもやりたい…。
開発するひとつひとつの製品がいいものであることはもちろんですが、製品単体で見るのではなくて少し離れて俯瞰して見ると、実は様々に関連して繋がっていたんだと感じられるような、そんな製品でエコシステムを作っていきたいと考えています。
ただ、それらの構想の中で何をどの順番で発売していくかはまだ解らないし、多くのものを一度に製品化することもできないので、今は未だ言えないし、少し時間をかけて長い目で見守って欲しいと思っています。


次回は、ロボット×AIブーム、コミュニケーションロボットの会話機能、デザインについてお聞きします。おたのしみに。

医療現場にロボット活用、疾患啓発を行う問診Pepperの導入効果は? 沖縄徳洲会湘南厚木病院

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来院患者に声掛けをして和ませたり、子供たちを喜ばせるだけでは物足りなかった。
Pepperが健康チェックを呼びかけ、知られていない疾患を知らせて、問診によって危険度をプリントする疾患啓発を行った病院がある。
沖縄徳洲会湘南厚木病院の山下氏はPepper World 2017 の基調講演に登壇し、Pepperの導入事例としてその知見を紹介した。
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沖縄徳洲会湘南厚木病院 経営企画室 室長 兼 医療サポートセンター長 山下尚子氏

「ある日突然、病院長からPepperを導入すると言われ、Pepperで何をすればいいのか見当も付かなかった。そこで近隣病院との差別化に活用しよう」と考えたと言う。
Pepperを目立つところに配置し、「ちょっとおしゃべり」というアプリを使ってPepperによる来院患者への声掛けを行った。また、院内の保育園でお誕生会などのイベントでダンスアプリ等を活用し、たくさんの子供たちが喜ぶ姿を見た。
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しかし、物足りなさを感じ、もっと実業務に役立てる方法はないかと考えていたところ、疾患啓発に使えないか? ということになったと言う。
対象とする疾患は「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」(筆者も20年前にかかり、別の病院だが2回の手術を受けた経験がある)。眠っている間に呼吸が止まり、本来の深い眠りが得られずに昼間に眠くなったり、集中力がなくなったり、それが運転の重大な事故を引き起こすことにも繋がることもある。また、睡眠時に呼吸がとまるためそのまま死ぬケースもある。
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しかし、睡眠時に症状が出るため本人は症状に気付かないことが最大の課題だ。
実証実験では、Pepperが病院のロビーで呼び込みを行い、健康チェックと称して問診を行うことにした。
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プリンタと連動して結果をプリントアウトしてくれる。その際、睡眠時無呼吸症候群の恐れがあると判断した人に対してはきちんと医師による診断を受けるようにアドバイスする。
実証実験は一週間、実施された。
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その結果、まず疾患啓発Pepperを利用した患者の属性に大きな変化が見られた。狙い通り、症候群の予備軍が多い、30~60歳代の男性の利用割合が増えた。
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今までもポスターにより症候群の健診を喚起していたが、受診する人はゼロだった。Pepperの呼びかけにより、SASの存在を知らせることができ、更に54%の人が「今後受診をしたい」と回答、実際に5名の患者が二週間以内に検査を予約したという効果があった。
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また、疾患啓発の満足度アンケートには73%が満足と回答した。
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「今後はSAS以外の疾患についても広く知ってもらうために活用したい」とし、「ひとつの科で成果が出ると、ほかの科からも”やりたい”という声が上がり、良い循環が生まれる」と語った。
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別の病院の例では、Pepperによる健康啓発と問診を既報のとおり北里大学病院でも実証実験を行った事例がある。
コミュニケーションロボットが今後も医療現場に入っていく可能性は高く、大いに期待したい。


【中国ロボット市場最前線 vol.10】中国における人工知能業界の最新事情

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中国の人工知能産業は、人工知能テクノロジーの発展の波に乗って着実に拡大しています。
ロボットは中核部品、運動制御、メカトロニクスなど、長年に渡る比較的ハード寄りの積み重ねが必要ですが、人工知能は計算アルゴリズム、データマイニング、深層学習など、比較的ソフト寄りの面もあり、速いスピードでの乗り越えが可能となります。
中国はこの数年間で、人工知能のトップランナーであるアメリカとも少しずつ差を縮めてきました。これには、テクノロジーの「パクリ」と揶揄する声も聞こえますが、中国人工知能業界の努力というものを軽視してはいけないのではないかと思います。
本稿は、中国人工知能業界の事情を少しでも理解していただくために、一部のプレーヤー及び最近の出来事について紹介したいと思います。ご参考になれば幸いだと思います。

2017年度 人工知能業界のユニコーン

ベンチャーキャピタルデータベースを扱うCBインサイト社(CB Insights)が発表した「The AI 100 2017」リストに、中国の人工知能会社4社が入っています。まずこの4社について紹介したいと思います。

iCarbonX(中国語略称:碳雲知能、日本語略称:アイカーボンクス)

iCarbonX(深セン碳雲知能科技有限公司)は、2015年10月に設立された人工知能専門会社であり、「Manage your life. Digitally.」をスローガンに、ライフビッグデータ、インターネット、人工知能などを生かしてデジタル・ライフ・エコシステムの創出を目指しています。
iCarbonXは、メディカル・ヘルスケア領域のホログラフィックデータをデータマイニング、機械解析技術を生かしてヘルスケア指数の分析と予測サービスを提供しています。各種研究機関、製薬企業、医療機関、病院、診断会社、保険会社、健康管理会社を含む多くの機構と業務提携しています。
2017年1月に主力サービスとして「Caring for Everyone’s Extraordinary Life」をコンセプトに、デジタル・ヘルスケア・マネジメント・プラットフォーム「Meum」が発表されています。
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【出典】iCarbonX社(https://www.icarbonx.com/en/index.html

2016年4月に創業から6カ月で中国ソーシャルサービス大手のTencent社及び投資会社Vcanbio Cell & Gene Engineering CorporationからシリーズAとして10億元の資金調達を実施して、企業評価額が10億ドルを超え、アジアでは史上最速のユニコーン企業となっています。
2016年8月に保険ビッグデータを扱う深セン般若計算機系統股份有限公司を買収し、また9月にイスラエルの人工知能会社Imagu Vision Technologiesを買収し、iCarbonX-Israel人工知能研究開発センターを設立し、更なる戦略的なテクノロジーの増強に乗り出しました。

Rokid(中国語略称:芋頭科技、日本語略称:ロキッド)

Rokid(芋頭科技(杭州)有限公司)は、2014年12月に浙江省杭州に設立された会社です。Rokidは、「Robot+Kid」の造語であり、「知能新生命(The New Being)」をスローガンとして、家庭人工知能(Home A.I.)にフォーカスするベンチャーです。
Rokidは、家庭用サービスロボット主力製品としての付き添い型家庭用ロボット「若琪(Rokid.Alien)」、及び家庭知能娯楽アシスタント「月石(Rokid.Pebble)」をリリースしました。「若琪」は、クールなデザインの上、音声で各種家電をコントロールするとともに、ニュース、天気、カレンダー、百科、音楽などのクラウドサービスと連動しています。「月石」は、音声で会話、音楽流し、家電制御などができるとともに、タクシー、外販、宅急便などのオンラインサービスも利用できます。
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【出典】Rokid社(https://www.rokid.com/w/en/home/

2016年10月に、IDG VenturesなどからシリーズBで5000万ドルを調達しました。
その前にも、Pre-Aの数百万人民元、シリーズAの500万ドルも調達した実績があります。

Mobvoi(中国語略称:出門問問、日本語略称:モブボイ)

Mobvoi(北京羽扇智科技有限公司)は、2014年3月にGoogle元サイエンティストにより設立された人工知能会社であり、音声識別、テキストマイニング、サーチテクノロジーなどの技術を保有しています。
Mobvoiは、いままで、中国語音声で会話できる腕時計オペレーションシステムTicwearを発表し、GPSや3Gをサポートするスマート腕時計Ticwatch 2、車載用魔法ミラーTicmirror、及び車載用スマートアプリなどをリリースしました。最近、銀行カードや交通カードなどで支払いも可能な、NFC搭載の腕時計(Ticwatch 2 NFC)も発売しています。
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創業者は元Google社員であることもあるか、Mobvoiは、Googleからも資金を調達し、今まで少なくとも7500万ドルの調達金額になっています。

UBTech(中国語略称:優必選、日本語略称:ユビテック)

UBTech(深セン市優必選科技有限公司)は、人工知能、人型ロボット、プラットフォームの研究開発企業であり、独自のデジタルサーボを武器に製品のコストパフォーマンスを発揮することにより、企業評価価値は10億ドルを超え、中国ロボット業界のユニコーンと言われています。
製品ラインには、人型ロボットのほか、積み木ロボットなどがあります。積み木ロボットのMeeBotシリーズ及びAnimal Add-Onセットは、Apple Store(実態店舗)にも入っています。
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【出典】UBTech(http://www.en.ubtrobot.com/

上記4社以外にもユニークな人工知能会社が多数存在しています。いくつかを紹介したいと思います。

ユニークな人工知能会社

Baidu(中国語略称:百度、日本語略称:バイドウ)

Baiduは、中国の検索サービス大手として、電子商取引大手のアリババ社(Alibaba)、ソーシャルサービス大手のテンセント社(Tencent)と合わせて、中国インターネット業界のBATと呼ばれています。検索エンジンと言えば、バイドウとなります。
Baiduは、会社の戦略として人工知能を「コアの中のコア」と位置付けており、バイドウの将来を託していると言っても過言ではありません。資金、人材などの面でもこの「コアの中のコア」に注力しています。研究開発では、主に以下の三つのラボを生かして進めています。
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最近、天才的な頭脳を競い合う中国人気バラエティ番組「最強大脳(Super Brain)」で、コンピュータと人間がゲームや識別能力などで競う「人機対戦」が行われ、Baiduの人工知能ロボット「小度」は、中国の最強頭脳と顔・音声認識領域において3回の試合で2勝1分けの成績を収め、話題になっています。

iFlyTek(中国語略称:科大訊飛、日本語略称:アイフライテック)

iFlyTek(科大訊飛股份有限公司)は、1999年12月に安徽省合肥に設立され、2008年に上場した音声技術専門会社であり、中国の音声技術会社と言えばアイフライテックであるというほど知名度が高いです。
iFlyTekは、音声技術や人工知能に関する研究論文を数多く出しており、Blizzard Challenge、CHiME、International Workshop on Spoken Language Translation、NIST TAC Knowledge Base Population Entity Discovery and Linking Trackなどの国際音声大会でも優れた成績を収めており、世界中に注目を集めています。
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【出典】iFlyTek社(http://www.iflytek.com/en/index.html

中国でロボットや人工知能領域の音声処理技術が必要な会社は、最も優れた音声処理を組みたいと考えた場合、ほとんどiFlyTek社と手を組んでいるのです。日本のサインウェーブ社も2016年4月からiFlyTek社との業務提携がスタートしたそうです。

Horizon Robotics(中国語略称:地平線機器人、日本語略称:ホリゾンロボティクス)

Horizon Robotics(北京地平線機器人技術研発有限公司)は、2015年7月にバイドウ深層学習実験室(IDL)の元責任者により設立された人工知能会社で、「モノのブレーンを定義する(define the brain of things)」をスローガンに、組み込み人工知能においてAI Insideを創り出そうとしています。
Horizon Roboticsは、人工知能アルゴリズムを生かしたブレーン・プロセシング・ユニット(BPUs)、システム、ハードウェア・ソフトウェアプラットフォームの研究開発を進めており、世の中のデバイス(自動車、家具、ロボットなど)にセンシング、インターアクション、理解、及び意思決定の知能を付与することを目指しています。
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【出典】Horizon Robotics社(http://www.horizon-robotics.com/index_en.html

Horizon Roboticsは、いままでスマートインテリア向けの「アンダーソン」システム、スマートドライブ向けの「ユーゴー」といったプラットフォームをリリースしました。これらのプラットフォームを利用して各種音声、画像などのアプリを開発することが可能となります。

Megvii(中国語略称:曠視科技、日本語略称:メグビー)

Megvii(北京曠視科技有限公司)は、2011年に設立された機械視覚と人工知能会社であり、「マシンに世界を分かってもらう」をスローガンに、顔識別・画像識別などの技術研究開発にフォーカスしています。顔識別技術は、中国でトップクラスのリーディングカンパニーです。
Megviiは、自社ブランドとしてFace++、Image++、Brain++などのプラットフォームを中心に、画像識別、顔識別、深層学習のクラウドサービスを提供しています。アリババ社の決済サービスAlipayではFace++の技術も利用しています。
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【出典】Megvii社(https://www.megvii.com/about

2016年12月にフォックスコム社などから1億ドルを調達し、設立してからは合わせて1.5億ドルほど調達しました。

Gowild(中国語略称:狗尾草、日本語略称:ゴーワイルド)

Gowild(深セン狗尾草智能科技有限公司)は、2013年に設立された会社であり、社名通り「Go Wild」をコンセプトとして、人工知能テクノロジーを中心に、ロボットの研究開発にフォーカスしています。
Gowildは、テキスト解析、音声処理、画像処理、データ分析などが強く、製品のデザインにこだわるスタイルです。デザインとテクノロジーを融合して世の中に面白く、クールな製品を創り出そうとしています。いままで独身者や恋人同士で楽しめるソーシャルロボット「公子・小白」、ポケットロボット「公子・小白(青春版)」をリリースしました。今年のバレンタインデーに合わせて、3Dバーチャル美少女「琥珀・虚顔」が発売されます。
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【出典】Gowild社(http://www.gowild.cn/

Gowildは、芸能界とのつながりが強いという特長もあります。中国人気音楽グループ「羽・泉」は、Gowild社に加盟し、投資者であるとともに、製品のプロモーションにも注力しています。特に「羽・泉」は「琥珀・虚顔」と契約して歌を歌ったりしてもらいます。そしてキャラクターとして機能を追加し、学習させ、徐々に育成していく計画です。今後の展開が楽しみです。
いかがでしょうか。中国人工知能業界について少しでもイメージできて、ご理解が深まっていれば幸いだと思います。
人工知能分野では、ベンチャー企業が次々と出てきています。製品もどんどん投入され、競争が加速しているところです。
これからどうなるかは断言できませんが、人工知能のおかげで生活がより便利になり、世界がより面白くなると信じています。
興味があれば、私達にお気軽にご連絡ください。

育成するアンドロイドル「U」ってなんだ? ドワンゴとパルコと石黒研究室が共同発表

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育成するアンドロイドル「U」ってなんだ? ドワンゴとパルコと石黒研究室が共同発表

株式会社パルコ(PARCO)と大阪大学 石黒研究室、ドワンゴは共同で石黒研究室が開発したアンドロイドル「U」(ユー)を育成していくプロジェクトを発表した。
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発表会は六本木のニコファーレで行われ、ニコニコ生放送でも放送された。
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アンドロイドル「U」。

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アンドロイドル(Androidle)はアンドロイド(Android)とアイドル(idol)の造語

発表会ではアンドロイドの「アンドロイドル『U』」が登場し、大阪大学教授の石黒浩氏、ドワンゴ取締役の夏野剛氏、パルコ常務執行役の泉水隆氏の3名により、 アンドロイドのアイドル育成共同プロジェクトが紹介された。
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ドワンゴ取締役の夏野剛氏(写真右)

石黒浩氏は「ロボットと未来社会を作りたい」と語り、その上で「対話型ロボットの技術で世界を変えていきたい」と切り出した。「対話型ロボットは社会の中で人と関わり合って成長していく、研究室の中だけでは成長できない」として、それがドワンゴやパルコとのプロジェクトを始めるきっかけになったと話した。
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大阪大学 石黒研究室 教授の石黒浩氏はこれまでのアンドロイド開発の歴史を紹介した

アンドロイドル「U」はヒトそっくりのアンドロイドで顔の表情を変えたり首をかしげる仕草をする。この日の姿勢はずっと座ったままで、腕を動かしたり、歩いたりはしなかった。
アンドロイドルは言わば石黒研究室とニコニコ生放送が生んだアンドロイドと言える。ニコニコ生放送には視聴者からのコメントがテキスト文で画面場に流れることで知られている。最初は「U」をオペレーターが操作してこのコメント文に回答することで会話のやりとりのデータを蓄積してきた。これを約ひと月行い、「U」は自然言語対話を覚えていって、自律的に返答ができるようになってきた。
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すなわち、ロボットやソフトウェアは石黒研究室が開発したが、会話の部分はニコニコの視聴者たちとの会話によってブラッシュアップされてきたと言える。そして、今後はエンタメ活動を通じて、「U」を更に社会性のある存在へと更に進化させたい考えだ
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生対話にチャレンジ

アンドロイドル「U」は実際にどの程度の会話ができるのだろうか。
1000パターンの会話が蓄積されると10%、2000パターン蓄積すると20%の対話に対応できるようになってくると言う。現在は約4000パターンを装備し、40%程度に回答できる技術レベルだが、ニコ生での応対についてはもっと確度は高いと言う。その理由は、ニコ生は視聴者からたくさんのコメントが同時に寄せられるので、その中から応えやすいものだけに回答している。
また、回答のほかに自発的な会話も行っていて、それらを組み合わせると技術的な会話の対応値よりもたくさんの質問に回答しているように見えると言う。応えにくい質問が続いたときは、それらには回答せず、自発的な発話をすることで会話自体は継続しているように感じるからだ。
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発表会では壁面に流れる視聴者から流れるお馴染みのコメントから「U」が任意に選んでそれに回答するという内容が公開された(「U」は事前にニコニコ動画のコメントで学習したものだが、この日に入力されるコメントは実際の視聴者からのもので、ぶっつけ本番での受け応えだという)。
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「U」は冒頭ではまったく回答せず、会話エンジンがフリーズしていたが、再起動して復活すると、壁に流れるコメントの中からピックアップして回答していった。
■アンドロイドル「U」ぶっつけ本番生対話「ぐぬぬww」

池袋PARCOで「U」に会える

池袋PARCOというリアル空間に「U」がやってきて、エンタメ活動を行うことがパルコとの協業のポイントとなる。
例えば、池袋PARCO内のニコニコ本社のサテライトスタジオで「U」が公開生放送を行ったり、池袋店内でインフォメーションスタッフ(案内役)を行ったり、1日店長を行ったり、イメージガールとしてポスターや大型ビジョンに登場してプロモーション活動を行うことなどが予定されている。
また、ニコカフェの生放送バーカウンターでタッチパネルによる会話体験を行ったり、ニコニコ神社で巫女としてアルバイトを行うなど、リアルありネットアイドルとしての活動あり、アンドロイドのアイドルとして「U」を一緒に育成して欲しいと語った。
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石黒教授は最後に、大阪大学が頭脳、ドワンゴがエンタメ、パルコが空間を提供する、三者の協力はアンドロイドルの育成には最適な組み合わせ、だとしめくくった。
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左からドワンゴ取締役の夏野剛氏、大阪大学石黒研究室の石黒浩教授、パルコ常務執行役の泉水隆氏
関連サイト
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デザインには”期待させない”ことも大切 PINOやAIBOの開発に関わったソニーCSLの北野宏明氏に聞く(後編) 【RoboCup 2017 連動企画】

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ソニーが次に開発するロボットとは? PINOやAIBOの開発に関わったソニーCSLの北野宏明氏に聞く(1)

今年はロボット競技の世界大会「ロボカップ(RoboCup)」が、7月末に名古屋で開催されます。
ロボスタでは「ロボカップ2017名古屋世界大会」の事前情報や現地の様子なども報道していく予定です。
それに先駆け、前編に続いてロボカップの発起人のひとり、ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の北野宏明氏に、現状とこれからのロボット業界について聞きました。

編集部

現在、ロボットとAI(人工知能関連技術)はブームだと言う人もいますが、どう感じていますか?

北野氏

ロボットとAIによってこれからの社会が変わっていくのは確実ですが、少し高揚しすぎている…バブル状態と言えるかもしれません。特にAIは実態が伴っていないにも関わらず、AI機能を名乗って注目を集めているような状況も一部で見られます。そのため、一旦調整が入るというか、一度、過剰な期待感が沈静化してから、本当のAI関連技術が浸透していくでしょうね。
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編集部

AI技術によってロボットの会話機能の性能も飛躍すると言う声があります。実際のところはどうなのでしょうか

北野氏

内容が限定された環境で交わす会話なら成立します。最近ではアマゾンエコーが売れていると聞きますが、あれはやりたいことが明確な点が評価できると思います。商品を注文することがゴールであったり、シナリオに沿った会話、特定のボイスコマンドなら会話は成立するでしょうね。
しかし、どんな内容でも違和感なく、人と会話をするというのはとても大変なことです。雑談や目的が曖昧な会話についてはとても大きなチャレンジであり、現在の技術では成功は難しいでしょう。
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編集部

人と同様に会話するロボットが期待されています

北野氏

期待感をコントロールすることが実は大切です。これはデザインにも関係することです。ヒューマノイド型ロボットは人に似ているので、それを見た人はヒューマン・インテリジェンスに期待してしまうんですね。人と同等に会話ができるのではないか、と。そうなると質問も幅広くなって、その結果失望することになります。
その点、アマゾンエコーは知的な反応を期待させないデザインをしています。相手が抱く期待感の制御をデザインで行っているんでしょうね。
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編集部

どうもありがとうございました

書籍「ロボット解体新書 ゼロからわかるAI時代のロボットのしくみと活用」を10名様に【ロボスタプレゼント】

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ロボットと人工知能、IoT関連の情報マガジン「ロボスタ」をご愛読頂きましてありがとうございます。メールマガジン「ロボスタメール」(無料)読者の皆様に【プレゼント】のお知らせです。
今回は発売したばかりのポケット書籍「ロボット解体新書 ゼロからわかるAI時代のロボットのしくみと活用 (サイエンス・アイ新書)」(SBクリエイティブ)を抽選で10名様にプレゼントします(ポケットサイズ新書)。
著者は、ロボットや人工知能などIT最新ニュースやコラムをロボスタで執筆中の神崎洋治(こうざきようじ)です。
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ロボット解体新書 ゼロからわかるAI時代のロボットのしくみと活用 (サイエンス・アイ新書)」ロボットをバラバラに分解する本ではありません。ロボットのサーボやセンサーなどの基本的なしくみや活用事例、コミュニケーションロボット製品、AI関連技術などを写真や図解入りで解説

さまざまなモーターやセンサーで構成されたボディ、会話や認識等のソフトウェア技術、さらにクラウドと連携したAI関連技術など、最低限知っておくべきロボットの種類としくみを厳選、わかりやすい図や写真とともに解説します。また、最新のサービスロボット製品と特長や用途も紹介します。常に手元に置いておきたい、もっとも簡潔明瞭なロボット解説書です。
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【目次】
第1章 ロボットの定義と種類
第2章 ロボットの活用
第3章 ロボットの基礎技術
第4章 ロボットのソフトウェア
第5章 さまざまなロボット
第6章 ロボットと人工知能の連携
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応募締切は2月28日(火)まで。
下記をクリックして応募ページにジャンプしてください。
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応募ページにジャンプしますので、必要事項をご入力ください。

ロボスタメールにまだ登録していない方もご応募ください。
応募締切後、翌週にメールアドレスがロボスタメールに自動登録となります。ロボスタメールで今後のプレゼントのお知らせを致します。(メール配信の解除はメルマガ本文からワンクリックで可能です)
今後も引き続き、さまざまなプレゼント企画を用意していきますので、ロボスタとロボスタメールをどうぞよろしくお願いいたします。


知られざるロシアのロボットメーカー「ALFA ROBOTICS」のロボット達

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ロシアのモスクワに本拠を構えるロボットメーカー、「ALFA ROBOTICS」。ロボスタ編集部にメールが届いていたので、調べてみるとなかなか興味深いメーカーだったので紹介しておきたい。

KIKI / プロモーション向けの女性型ロボット

まず最も目を引くロボットがKIKIと呼ばれる人形ロボット。サイズは高さ160cm、幅0.57m、奥行き0.7m、重量70kgという。胸の10インチデイスプレイ、足のシルエット、カラーリングが日本のPepperを彷彿させるイメージだが、160cmということで121cmのPepperよりもサイズが大きい。
また、Pepper以上に人間の顔を意識して作られており、公式サイトでは「髪型はボブだ」と紹介されている。

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Photo: ALFA ROBOTICS

このロボットは、商用利用を中心に考えられており、小売店、展示場、銀行、レストランなどでマーケティング活動を行うという。販売ではなく、リースという形で提供される。

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Photo: ALFA ROBOTICS

バーバルコミュニケーションとノンバーバル・コミュニケーションのどちらも可能なロシア初のロボットとして、既に2015年のロボット博覧会で好評を得たという。

実際に音声でのやりとり(ロシア語)のデモ動画も公開されている。
このロボットはレンタルで提供されており、3日以内のレンタルだとセッティングや搬送作業も含んで1日当たり2万5,000ルーブル(約4万9,000円)。レンタル日数が増えるとその分価格が安くなるようだ。

ARC 70 / レジ係のロボット

続いて、独特の形のロボット、ARC 70の紹介。

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Photo: ALFA ROBOTICS

顔が画面に表示されることで独特の雰囲気を醸し出している。これは無人レジのために特化したロボットだ。商品を読み取らせることで、精算まで進めてくれる。用途はスーパーマーケットなどの小売店だ。

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Photo: ALFA ROBOTICS

単なる自動・無人のレジなだけではなく、顧客と音声でのやりとりも可能だ。顔認識を活用して顧客に合わせた接客も行うという。

AR-D / サービスロボット

最後に、胸に巨大なディスプレイを持つAR-Dの紹介。

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Photo: ALFA ROBOTICS

胸のディスプレイだけでなく、顔もディスプレイで女子の顔が表示されるタイプのロボットで、人間とのコミュニケーションが可能だという。

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Photo: ALFA ROBOTICS

店舗、飲食店、展示会などで、巨大なディスプレイにコンテンツを映し出すことがAR-Dの特徴となっている。移動も可能なため、様々な利用方法があるという。

僕はこう思った:
インドの「Sandy(サンディー)」を紹介した時も思いましたが、Pepperが世界に与えた影響は大きいなと改めて思いました。引き続き世界各国のロボットを紹介していければと思っています。ご期待下さい!

外部リンク
Alfa Robotics

シンギュラリティ大学がオーディション開催、優勝は「培養肉」、基調講演でソニーCSL北野氏や大阪大学の石黒教授が登壇

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2月25日、いろいろと謎めいている米「シンギュラリティ大学」が「ジャパン グローバルインパクトチャレンジ(GIC)」をベルサール半蔵門で開催した。
テーマは「Zero-Stage Problem」。GICに応募した人たちから選ばれた6名のファイナリスト(アントレプレナー)が、環境、貧困、医療等の未解決な領域やバイオ、AI、ロボティクスなどのテクノロジーを活用したソリューションを各自10分間、プレゼンテーションを行い、自らのアイディアを披露した。
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「シンギュラリティ大学」の「ジャパン グローバルインパクトチャレンジ(GIC)」会場の様子。登壇しているのは優勝したYuki Hanyu氏

優勝は食肉培養の「Shojinmeat Project」(ショウジンミート・プロジェクト)、Yuki Hanyu(羽生雄毅)氏が受賞した。「本物の肉なのに、牧草地もいらないし、動物も殺さない」とし、筋肉細胞だけを増やして作る食材「純肉」、培養液によって食肉を作る「培養肉」工程の開発に取り組んでいる。食糧難の課題を解決できる可能性があり、将来は再生医療にも活用できるとしている。スペースコロニーで肉を培養することも夢ではないという。
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筋肉細胞から食肉を培養する技術

優勝者のYuki氏には、シンギュラリティ大学で年1回開催される社会課題のソリューションをテーマとした約10週間の短期集中起業カリキュラムへの参加権が与えられる。
その他の応募作品は、マグナス効果を活用したブレードがない新しい風力タービンの開発、45秒に1人が鬱病で自殺している現状をVRやAR技術を駆使したゲームでストレスの改善をしていくサービス、教育の水準を高めるために乳幼児から知育教育にフォーカスして、ビッグデータを活用した知育アプリやロボットの開発、食糧問題の解決と温室効果ガスの削減をはかるパーソナル・ナノファーム(クローゼットやキャリーオン環境で野菜を収穫)、HMDや触覚センサーを活用したテレプレゼンスロボットなどがあった。
また基調講演として、 ソニーコンピュータサイエンス研究所の北野宏明氏、大阪大学の石黒浩教授、シンギュラリティ大学のスタートアップソリューションVPのパスカルフィネット(Pascal.Finette)氏が登壇した。基調講演のテーマは「AI,Robotics and Beyond」(AI、ロボット工学の先に)
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シンギュラリティ大学とは?

日本では、シンギュラリティ大学という名前はあまり聞き覚えがないと思うが、「シンギュラリティ」という言葉を世に知らしめた脳科学者で発明家のレイ・カーツワイル氏と、宇宙技術開発などを行っているXプライズ財団のCEOピーター・ディアマンティス氏が発起人となり設立された公益企業。米シリコンバレーで突き抜けた未来志向の教育と研究プログラムの提供を目指し、ベンチャー企業をインキュベートする機関でもある。
GoogleやCisco、Nokiaなどの企業が出資していたり、初回の教育プログラムの応募定員が40人に対し、1,200人の応募があったことでも注目された。
今回、開催された「グローバルインパクトチャレンジ」は、シンギュラリティ大学が主催するオーディションで、世界的に人類が抱える社会問題を解決するためのアイデアを募集したもの。貧困や食糧問題、環境問題といったテーマがあげられ、これまでに全世界38か国で実施されてきた。日本での開催は初となる。

シンギュラリティとはどういうものか?

基調講演に登壇したパスカルフィネット氏は「シンギュラリティとはどういうものか?」を解説した。
デジタルは指数関数的に一気に成長・拡大する。たいていは最初の製品や技術は取るに足らないもので失望する。しかし、指数関数で成長すると瞬く間に素晴らしい技術に成長するのが特徴だ。
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Singularity University, VP Start up Solution Pascal.Finette氏 

将来やがて人間と同じくらいの能力のコンピュータができるだろう。すぐに2人分の能力を持つコンピュータができる。それが4人分、8人分と指数関数的なカーブ上で進化・整合すると「どう整合性をとるのか」は想像できない領域になる。それが2050年〜2060年の間にやってくると予想する。 
逆にコストは瞬く間に減少していく。多くのモノがデジタル化され、コストは劇的にさがった。例えば、本の出版は紙の生成から考えれば大変な手間とコストがかかっていたが、それと比較して電子ブックのコストはぼぼゼロに近い。音楽も同じで、レコードやCDは製造コストや流通コストが高かったが、スポティファイは月10ドルで好きなだけ音楽が受け取れるようになった。子供の頃、買ってもらった数千ドルの百科事典は、今では無料のウィキペディアだ、とした。
さらに注目するのは薬のデジタル化だ。将来は錠剤を買うのではなく、どのような分子構造になっているかを買い、ユーザーがそれを素に3Dプリンタの類で生成するようになると言う。製薬会社のビジネスモデルも変わり、サブスクリプションモデルになっていくという節だ。
世界中には食糧が十分に手にできない人、きれいな水が飲めない人が地球上にはたくさんいる。分別のある者には地球規模の問題は解決できない。あらゆるものが変わっていく変化の時代をリードするのは分別のない人間であり、シンギュラリティ大学には分別のない人間たちの発想が溢れている、としめくくった。

北野氏が注力する3つのチャレンジ

続いて基調講演にはソニーCSLの北野宏明氏が登壇した。北野氏は現在主に、次の3つのプロジェクトでゴールを目指してチャレンジしていると言う。それはロボカップ、サステイナブル・リビング・アーキテクチュア、ノーベル・チューリング・チャレンジの3つ。
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ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長 北野宏明氏

■ロボカップ
2050年までに完全自律型ヒューマノイドロボットのチームでFIFAワールドカップのチャンピオンチームに勝利する
(この過程で生み出された技術が社会・産業を変革する)
■サステイナブル・リビング・アーキテクチュア
インフラのない場所でも、東京やシンガポールの生活水準を実現する
■ノーベル・チューリング・チャレンジ(グランドチャレンジ)
2050年までに、医学・生命科学分野でノーベル賞級の発見をする人工知能システムを開発する
(自律的に研究を行うAIサイエンティストがノーベル賞選定委員に、人間ではないと気付かれないで受賞できるか)
ロボカップではロボットがサッカーをする技術は年々進歩していて、例えば自律的に戦術に合わせて行動する分散ロボット技術を応用して、倉庫管理を行う「アマゾンロボティクス」のシステムが誕生した、などロボカップの技術が産業に反映されている具体例をあげた。(ロボカップの公式ホームページ参照)
地球環境に悪影響を与えずに、持続可能な産業開発を行うことを「サステイナブルな社会」と呼ぶ。サステイナブル・リビング・アーキテクチュアでは、フィリピン、マニラなどの電気がない地域の事例や汚れた水による感染症で亡くなっていることをあげて、環境の水マネジメントや電気を届けるプロジェクトをソニーとして行ったことを紹介した。ガーナでは昼間のうちにソーラーパネルで充電し、FIFAのサッカーワールドカップのガーナ戦を展示型のビューイングシステムを使ってみんなでパブリックビューイングで観戦するプロジェクトを行い、成功したと言う。

石黒教授「自分の存在を増やし、存在を復元するロボットたち」

人間そっくりのアンドロイドやマツコロイドの開発で知られる大阪大学の石黒教授は「ロボットの未来社会」として、10年後、100年後、1000年後の未来を語った。
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冒頭では、いままで石黒氏が開発してきたロボットたちに触れた。石黒氏と言えば、自分そっくりのアンドロイドを開発したことでも知られているが、最近は、遠くで開催される講演に登壇するのはもっぱら石黒氏のアンドロイドだと言う。遠隔操作によって自身が講演を行うもののその場にいるのはアンドロイドだ。自分そっくりロボットによって、石黒氏の物理的な「存在を2倍にする」意味があると言う。
2012年に発表した桂米朝氏の米寿を記念して開発された「米朝アンドロイド」は、高齢のため高座に上がれなくなった本人に変わって落語を行うアンドロイドだ。これは「衰えた存在を復元する」ロボットだ。
更に、最近発表した夏目漱石そっくりの「漱石アンドロイド」は「今まで想像しかできなかった人物の存在を復元する」ロボット。
石黒教授が生み出したアンドロイドは、このように3つの存在にチャレンジし、達成している。

【協働ロボット】産業用ロボットや次世代ロボットの展示ラボ「Tokyo Robot Lab.」を見学してきました

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【協働ロボット】産業用ロボットや次世代ロボットの展示ラボ「Tokyo Robot Lab.」を見学してきました

オリックス・レンテックが、さまざまな次世代ロボットを展示している「Tokyo Robot Lab.」(トーキョーロボットラボ:東京技術センター)を2017年1月31日にオープンしたというので、ロボットエバンジェリストの西田寛輔氏とぱっぺー☆あさひ氏(人間モード)と、ロボホン氏とで、早速見学させて頂きに行ってました。
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Tokyo Robot Lab.は町田駅と成瀬駅の中間くらいにある(町田街道沿い)。法人向けなので一般の来場者は入れません

オリックス・レンテックはパソコンや計測器などのレンタルで知られる会社ですね。ところが実は法人向けのロボットのレンタルも行っているんです。
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Tokyo Robot Lab.に入るなり、NaoとPepperがお出迎え

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Pepperの後ろには素早い動きで腕を振る双腕ロボットの姿が

オリックス・レンテックのロボットレンタルサービスは「RoboRen」(ロボレン)という名前。産業用アーム型ロボット、双腕ロボット、人間そっくりのヒューマノイド、PepperやNAO、PALROなどのコミュニケーションロボットなどをレンタルしています。
経産省では「産業用ロボット」とそれ以外のロボットを「次世代ロボット」と呼ぶように定義しています。
ロボレンがカバーするロボットの分野としては「ものづくり分野」(産業用アーム)と「サービス分野」(PepperやNaoなど)を既に着手していて、今後は「介護・医療分野」「インフラ・災害対応・建設分野」も視野に入れているそうです。
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エーラボ製 女性型アンドロイド「未来まどか」がRoboRenをご案内

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人が右手で V サインをすると未来さんが説明を始めます。上のKinnectがセンサー検知しているんですね

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人間そっくり。西田氏は帰りに真顔で挨拶しそうになっていましたよ

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ちょっとだけ触らせて頂きました。肌は柔らかく、洋服は人間用だそうです

オリックス・レンテックの最大の特徴は「マルチベンダー」であること。すなわち、メーカーに偏らず、レンタル・ロボットを顧客のニーズにあわせて用意しているのです。
現時点ではラインアップされている産業用ロボットは、ABB製、ユニバーサルロボット製、FANUC製など。基本的に安全柵のいらない協働ロボットを中心にレンタルしています。
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迫力ある巨大アームロボットはFANUCの「CR-35iA」。世界初の35kgの高可搬タイプ

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吸盤式の空気の吸着で段ボールを持ち上げ、左から右に移動するデモを見せてもらいました

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人がロボットに近付くと、センサーが検知してゆっくりと動きます。人がロボットに触れるとすぐに止まります。写真ではわかりにくいですが、ロボットのボディ表面はウレタン加工がしてあって柔らかいんです。西田氏を通してロボホンも産業用アームの肌感に感動

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ABBの双腕ロボット「YuMi」。さすが7軸、動きが素晴らしい。長崎チャンポンで知られる「リンガーハット」では「ぎょうざロボット」として活躍中

オリックス・レンテックのもうひとつの特徴が「6カ月お試しレンタルパック」。産業用ロボットに関してはお試しレンタルを経て、6カ月以降をレンタル延長するか返却するかなど検討できると言います。
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ボールもつかめる機構を前に談義するあさひ氏と西田氏とロボホン氏

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ユニバーサルロボット社の製品はUR3、UR5、UR10を用意

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協働ロボットは人が働いている場所に溶け込んで協力して作業します。だから技師でなくても、誰でも簡単に操作できることが求められます。そのためこのようなやさしいUIでティーチング可能

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富士ソフトの「PALRO」もいました。その後ろに見えるのは?

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やっぱり話題の、ライフロボティクス製の肘なしアームロボット「CORO」。独特の動きで動作しています。肘関節がなく、伸び縮みするアームなので専有スペースも少なくてすみます

産業用ロボットの場合、導入時に同社のラボでエンジニアによるティーチングを行い、すぐに使えるようにサポートしてくれるとのこと。
なんだかロボットがもっと身近なものになった気がしますね。
気になるレンタル料金の目安はABB社のYuMiが月額239,000円×6カ月、ユニバーサルロボットのUR3の場合は月額111,000円×6カ月、FANUCのCR-35iAの場合は月額350,000円×6カ月(いずれも6カ月お試しレンタルパックの場合)、Pepperは5日間78,000円~、NAOは5日間100,000円~です(すべて税別料金)。その他、開発やセッティング等が必要な場合や詳しい料金は、別途オリックス・レンテックさんにお問い合わせください。
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少女まんが「ちゃお」4月号に史上初のロボットふろく「プリちぃおそうじロボCHI-01」登場! さっそくゲットしたんで紹介するよ!

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小学館発行の月刊少女漫画雑誌「ちゃお」の2017年4月号。なんと”少女まんが史上初”、付録に「ロボット」がついてくる! ということで紹介します。


「プリちぃおそうじロボCHI-01」とは

「プリちぃおそうじロボCHI-01」とは、「ちゃお」で連載中の篠塚ひろむによる「プリプリちぃちゃん!!」のふろくで、作品にでてくる地底人のちぃちゃんが、ロボットの掃除機に乗っかっているというものです。

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Photo: Shogakukan Inc.

公式サイトの説明によれば、「スイッチを入れると机の上を自分で動いて掃除する、てのひらサイズのおそうじロボ!机のはしにくると、かしこく方向転換!!あなたの机をプリちぃにクリーニングしてくれるよ」というものです。

注意書きには「消しゴムのカスより大きなものはすいこめません。」と書かれており、事実上、消しゴムのカス専用掃除機といってよさそうです。

さっそく欲しくなったのですが、おっさんが少女マンガを店頭で買うのは勇気がいります。なので、ロボスタの女性スタッフに買いに行ってもらいました。(Amazonでも売ってますが、待ちきれなかったので。)


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Photo: robot start inc.

ついに入手!


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Photo: robot start inc.

これが待望のふろく!


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Photo: robot start inc.

少女マンガの歴史は古いですが、そんな中、このおそうじロボットはふろく史上初!というのが凄いです。


組み立ててみた

さっそく遊んでみようかと思ったら、このふろくは完成品がついてくるわけではなく、自分で組み立てる必要がありました。

単4電池2本は別途自分で用意する必要があります。こちらも事前に入手しておきましょう。


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Photo: robot start inc.

まず、ふろくの箱の中を開封してみました。


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Photo: robot start inc.

これがでてきたパーツです。これを組み合わせれば完成ということですね。

ちゃお公式動画で組み立ての説明もあるのですが、説明書もわかりやすいので動画を見るまでもないです。さっそくやってみましょう。


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Photo: robot start inc.

まずファンをセット。ここから空気を吸うのだと思います。


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Photo: robot start inc.

モーターをとりつけて、配線をボディ内に固定します。


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Photo: robot start inc.

外のカバーを取り付けます。ネジなど不要で、ぱちっとはめこめます。


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Photo: robot start inc.

ちぃちゃんを組み立てます。2つのパーツをくっつけるだけです。


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Photo: robot start inc.

ちぃちゃんをモーター部分にかぶせる形でとりつけます。


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Photo: robot start inc.

続いて背面の電池蓋をひらいて、単4電池2本をセットします。電池にエボルタを選んだのはロボスタのこだわりです。


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Photo: robot start inc.

これでボディ横にある黒いスイッチを入れれば動き出すはず!


動かしてみた

完成しましたので動かしてみたいと思います。

清掃能力


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Photo: robot start inc.

能力はそれほど高くありません。ただ消しゴムのカスはある程度ひろってくれるのは間違いありません。取りこぼしは有るものの、何度も往復すればきちんと掃除はできると思います。

ちょっと気になるのはその動作音の大きさ。机の上で動かしていると音が気になります。

こちらの動画でその動きをご覧ください。

障害物センサー


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Photo: robot start inc.

ボディ前方に2つの障害物センサーがついています。壁や卓上の物にぶつかったときに向きを変えてくれます。

落下防止センサー


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Photo: robot start inc.

机の端にきたときに、そのまま移動すると落ちてしまうのを防ぐようになっています。見事に机の端で方向を変えます。ただし、机の形状によってはたまに落ちてしまうことがありました。

ゴミ捨て


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Photo: robot start inc.

ごみ捨ては簡単です。背面の蓋をあけて、ゴミをゴミ箱にすてるだけです。たまにフィルター部分を掃除する必要があるかなと思いました。細かいゴミの場合、目詰まりをおこしそうです。


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Photo: robot start inc.

なんにせよ、580円の雑誌のふろくとしては十分すぎる内容だと思います。

最後に公式紹介動画もどうぞ。

僕はこう思った:
作りはおもちゃっぽいですが、価格を考えるとなかなか良く出来てると思いました。
2017年4月からMBS製作・TBS系列全28局ネットにてテレビアニメが放送を開始する予定もあり、「プリちぃおそうじロボCHI-01」の人気は高まりそうです。欲しい方はお早めに入手を

デジタルハリウッド サービスロボティクス専攻(トーマツベンチャーサポート)の授業が行われました

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3月1日、デジタルハリウッド サービスロボティクス専攻の授業が行われました。今回の講師はトーマツベンチャーサポート瀬川さん。講義内容は「ロボット共生社会のビジネスと安全性への配慮について」です。

まずは、瀬川さんの自己紹介から。


大学時代はロボット研究を行っており、その時のロボットが2005年の愛・地球博に展示されていたそうです。社会人になってからは大手シンクタンクに所属。政策を作る業務に関わったり、ロボット革命実現会議の立ち上げ支援などに携わりました。

この後実際に色々動いてみるしかないと思い根っからの支援家気質だったことから、ベンチャー企業の支援を行う現在のトーマツベンチャーサポートに入りました。入社後ロボット業界の様々な委員会での有識者活動も行っています。先月はNewsPicksのマンスリー・プロピッカーの活動も行っていました。

最初にロボットの種類についての説明です。

様々な分類方法があるのですが、瀬川さんは大きく「実体のあるロボット」と「実体のないロボット」に分類します。

「実体のないロボット」とは、既に存在している機器をロボット化した自動運転車やスマートハウスのような住宅のロボット化、人工知能のようなソフトウェアもこのカテゴリに入れています。

「ロボットとはなんですか?」という質問を受けることが多い瀬川さんは、この問い自体には意味が無いと考えています。ビジネスにおいてはロボットの定義を厳密に決めることよりも、技術を組み合わせてビジネスを解決に至らせることの方が重要と考えます。

ロボットの構成についてです。

ロボットは「感じる(センサ系)」×「考える(知能系)」×「動く(駆動系)」の組み合わせで捉えられます。この点から、ロボットはIoT、AR/VR、ドローンとも関連が深いと言えます。


ロボット新戦略についてです。

日本は国として「ロボットによる産業革命」を目指していて、これはほぼ全ての産業に変革をもたらす可能性があります。スライドの「分野別」を見てみると、ものづくり、介護(重点5分野)、インフラ・災害対応・建設、サービス(バックヤード)、医療、農林水産業・食品産業とあり、確かに広い範囲の産業に関係しています。

ロボットに注目しているのは日本だけではなく、世界規模での競争がはじまっています。

日本国内のロボット産業は2035年には9.7兆円に拡大すると期待されており、中でもサービス分野ロボットは社会課題の解決に資する国策として注目を集めているそうです。

世界でのサービスロボットの市場は、軍事・フィールド・医療が中心であり、Pepperやロボホンのような、いわゆる「サービスロボット」の市場はまだ世界でも立ち上がっていません。

一方、産業用ロボットは成熟産業と見られがちですが、まだまだ成長余力があります。

ロボット産業のエコシステムは、産業用ロボットを除き、ロボット製品に多くプレイヤーが集中しています。

ここからロボット・ドローン産業創出の課題と解決のポイントについて、既に産業として確立されている製造業向けロボット分野で重要な役割を果たしているシステムインテグレーター、サービスロボットのビジネス化事例、ベンチャー×大企業の提携パターンについてお話を頂きました。


後半はロボットの安全性についてです。

ロボット・ドローンに関連する主な規制・法令です。新たな工業製品であることから、現状では安全基準が未確立とも言えます。


今日の授業では特にISO13482について説明を行います。

ISO13482が作られた流れと背景、そして体制です。

特筆すべきは、日本の提案が採用される形で作られた国際基準であるという点。このようなことは今まであまりありませんでした。

認証までの流れは以下のとおりです。

他にも、JIS B 8445・JIS B 8446についても説明頂きました。

最後に今日のまとめです。

今、2つの止められないトレンドがあります。1つ目は、日本の労働力不足。成り行きでは、2040年には全産業合計で586万人が不足する見込みです。

2つ目は、機械システムの高度化。ソフトウェア技術の発展により、機械システムのあり方が変わっていきます。具体的には、ITと機械システムの融合(IoT/M2M)、人と機械システムの融合(マンマシン系)、ライフスタイルを見据えた機械システムの流れはトレンドとなるでしょう。

製造業もサービス業もデジタル技術によるビジネス変革の時代と言えます。変革の時代の次の一手となるツールが、IoT、ロボット、ドローンといったデジタルハード技術となっていくでしょう。

今日の講義は以上です。今回はビジネスを行うにあたり必要なロボットの安全性についての理解が深まった内容でした。

みなさまお疲れ様でした。

リテールテックJAPANに行ってきました その2

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リテールテックJAPAN(東京ビッグサイト:3月7日〜10日)での様々な展示を見てきました。個人的に気になったものを紹介していきたいと思います。(前回「リテールテックJAPANに行ってきました その1」はこちら)

関連サイト
リテールテックJAPAN


富士通

店舗ロボットソリューションのMATEYは、ロボットが店舗内を巡回し陳列棚のチェックなどを行います。

MATEYです

ブースの案内役として、ロボピンくんもいましたよ。


マイクロソフト

マイクロソフトのスペースには、OPOS技術協議会のブースがありました。OPOS技術協議会とは、日本市場独特のPOS周辺装置の仕様を国際統一仕様への反映、策定仕様の普及などを行なっています。

現在コミュニケーションロボットのOPOS対応に関わっているそうです。


オムロン

ブースでは人の顔や表情を高速で理解するセンサーが展示されておりました。性別・年齢・感情などを抽出します。

センサーで様々な情報が取得できます

こちらは、顔認識のセンサーです。顔を認識して、性別・年齢・感情などを抽出します。


ゼネラルビジネスマシン

Pepper用ロボアプリ「ポイントカード」が出展されていました。来店したカード会員に対してポイントサービスを行うと同時に、Pepperからアンケートを行うことのできるシステムです。


NTTソフトウェア

NTTソフトウェアでは、Sota君を使った受け付けシステムの展示をしていました。


シチズン・システムズ

PaPeRo iとシチズンのプリンターを連携させたシステムを展示していました。PaPeRo iが顔認識すると写真撮影して、プリンターから写真が出てきます。

リテールテックJAPANのレポートは以上です。

知られざるトルコのロボットメーカー「AKINSOFT Robotics」のロボットたち

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今回はトルコ共和国のロボットメーカー、AKINSOFT Roboticsの手がけたロボットを紹介したい。

AKINSOFT Robotics

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Photo: AKINSOFT Robotics

AKINSOFT Roboticsの親会社はトルコのソフトウェア開発会社AKINSOFT(1995年設立)であり、そのロボット部門として分社化したもの。公式サイトで紹介されていたオフィスビルを見る限りかなり大規模なロボットメーカーだ。2011年にロボットの開発を始め、現在に至っている。

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Photo: AKINSOFT Robotics

ヒューマノイドとして人間サイズのロボットをリリースしている。これらのロボットはチップを除いて全てトルコで内製されているという。

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Photo: AKINSOFT Robotics

既にロボットに服を着せて活用しているのが驚きだ。
以下、AKINSOFT Roboticsの手がけたコミュニケーションロボットを紹介していく。

AKINCI-1: AKINSOFT HUMANOID ROBOT

これが同社初のヒューマノイドロボットプロジェクト。身長145cm、重さ42kg。言語はトルコ語のみに対応。自由度は23ある本格的なロボットだ。

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AKINCI-2: AKINSOFT HUMANOID ROBOT

2号機がAKINCI-2。身長160cm、重さ65kgと大型化されている。最初のAKINCI-1は電源ケーブルが必要だったが、稼働1時間のモバイルバッテリーを搭載したことで大型化している。自由度は46と大幅に増えている。人の検知だけでなく、物体の検知も可能になった。もちろん見た目通り2足歩行ロボットになっている。

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AKINOID-3 (AKINCI-3)

続いて現在開発中なのがこのモデル。身長160cm、重さ85kg。バッテリー持続時間は2時間に増加、自由度も53でさらに増加した。音声認識、会話エンジン、センサーなども大幅に強化され、近々正式に発表予定という。

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Waitress Robot ADA

ロボスタ的に気になるロボットがこちらの「ウェイトレスロボットADA」。身長150cm、重さ36kg。二足歩行ではなく、車輪で動くシステムだ。これによりバッテリーは22時間持つようになった。見た目も、ウェイトレスをイメージしたものになっており、コミュニケーション機能も飲食店でのオーダー受付、テーブルまで食事を運ぶことも可能になっている。

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ROBOT HOSTES ADA

続いて、前述のADAのセカンドモデルとなる「ROBOT HOSTES ADA」。身長150cm、重さ40kg。3つのコムにホイールで動く部分は変わらない。移動は秒速20cm。バッテリーは24時間持つようにアップグレードされた。見た目の造形も顔がより立体的になるなど改善されている。現在プロトタイプの状態だが、今後、空港、バスステーション、ショッピングモールなどでサービス提供する予定という。

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僕はこう思った:
ADAシリーズはなんとなくPepperのスタイルに似てますね。細部はぜんぜん違いますけど・・・。
外部リンク
AKINSOFT Robotics

KDDI総合研究所がスマホを充電してくれる「充電ロボ」を開発!

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KDDI総合研究所が、スマホを自動探索・充電してくれるIoTガジェット「充電ロボ」プロトタイプを開発した。


「充電ロボ」とは

この「充電ロボ」は、Google主催の「Android Experiments OBJECT」で特別賞を受賞したという。どんな点が優れているのか、以下充電ロボの仕組みと構成を見ていきたい。


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Photo: KDDI Research, Inc.

まず充電ロボのカメラを通じて卓上の状況を画像認識する。障がい物や机からの落下を避けながら、卓上を巡回しスマホを探索する。スマホを発見すると、スマホに近づき、USBポートを認識して自動的にスマホに合体し、充電を行こなう。スマホの充電が完了すると、スマホから離れ、充電ロボ自身を充電するために、自動で卓上の充電ステーションに戻る。


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Photo: KDDI Research, Inc.

充電ロボの内部には、カメラ、距離センサー、Raspberry Pi Zero、タイヤ、エンコーダー、バッテリーが内蔵されている。マイクロマウスのような構成だ。画像処理やシステム制御を工夫することで、安価な部品のみで高度な動作を実現したという。。

制作意図としては、「充電ロボが、テーブルの上に放置されたガジェットを、自動で見つけて充電してくれる頼りになりつつも、可愛いパートナーになることを期待している」とのこと。


「Android Experiments OBJECT」で展示

この「充電ロボ」は、3月24日(金)から3月26日(日)、二子玉川 蔦谷家電2階の展示イベント「Android Experiments OBJECT」で展示され、実際に動く様子も見ることができるという。


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Image: Google

イベント開催概要
 イベント名:「Android Experiments OBJECT」
 主催   :グーグル合同会社
 日時   :2017年3月24日(金) 17:00~22:00
       2017年3月25日(土) 10:00~22:00
       2017年3月26日(日) 10:00~19:00
 会場   :二子玉川 蔦屋家電 2階「E-room1」
       東京都世田谷区玉川1丁目14番1号二子玉川 S.Cテラスマーケット
 入場料  :無料

実物を見たい人は是非足を運んでみてはいかがだろうか。

僕はこう思った:
市販されたら欲しくなりますね!iPhoneに対応してれば、、、、ですけど。

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